今回小浜きたのでスタッフ用の口腔ケアマニュアルを公開いたします。
ご家族の皆様もご自宅で何かの参考になれば幸いです。

グループホーム小浜きたの　口腔ケアマニュアル
利用者様の楽しみの一つである、食事をいい口腔環境にてとって頂きたいので、下記の口腔ケアに力を入れてください。最初は時間がかかると思いますが、慣れてくると一人１回２分くらいで早く出来るようになると思いますので、宜しくお願いします。

Ⅰ；無歯顎の利用者様の口腔ケア方法
朝昼の食後、義歯（入れ歯）をはずし水洗してください。夜の食後はポリデントをお持ちの方は、使用し洗浄して翌朝つけてあげてください。
その他の方は、義歯を普通か柔らかめの歯ブラシで優しく（プラスチックに傷が付かないようなイメージです）磨き、外して保湿状態（水につけてても構いません）の環境下で保管していてください。保湿用の水は季節によって不潔になりやすいので、毎日入れ替え、入れ物も洗浄よろしくお願いします。
また、一週間に一度別紙の口腔ケア対策に記載しています舌の状態の確認及び清掃をよろしくお願いします。もし難しい方がいらっしゃるようであれば、報告をよろしくお願いします。
義歯を調整している当日は磨かず水洗のみ（出来ればポリデントでの洗浄がいいです）で構いません。2日目以降は、硬化していると思いますのでブラッシングを宜しくお願いします。
治療後疼痛及び口腔内に発赤（赤い部分）を確認できた場合、食事以外では使用しないようよろしくお願いします。もし、食事中も疼痛がある場合、無理に使用せず流動性のよい食事に変更をよろしくお願いします。
Ⅱ；有歯顎の利用者様の口腔ケア方法
　朝昼夜の食後、歯ブラシをよろしくお願いします。何も治療されていない歯は、ペンを握る持ち方で横に優しい力（臨床的には計りに押し当てて２００ｇになる力といわれています）で小刻みに動かし磨いてあげてください。
　歯にかぶせ物をしている場合、虫歯の可能性はないため、歯と歯茎の間を磨くことが大事です。そのときは、歯を磨くときより弱い力（５０ｇ～１００ｇ）で円を描くように磨いてください。
　下記に図を記載しておきます。
　下記の図は歯ブラシの当て方の参考及びブラッシング方法の参考です。基本歯と歯茎の間を中心に磨くことを意識されてください。
　また、歯の動揺（動き）が強い部分のブラッシングは避けてください。

ブラッシングの方法 ～バス法～