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ニュース03
H27.10.3 意外と知られていない口腔疾患について Part 4
秋が近づいており、涼しい季節になってきましたね。昼と夜の気温差がとてもあるので、皆さん風邪を引かないように気を付けてくださいね。

今回は、高齢者の方によく認める、顎関節脱臼について説明していきたいと思います。

定義
過剰な関節運動の結果、骨性構造が関節の可動範囲を逸脱し、復位できず偏位状態で固定することをいう。いわゆる「あごが外れた」状態である。

原因
急激な過剰開口やあくび・歯科治療時や気管内挿管時の過度の開口・外傷

種類
完全脱臼:顎関節脱臼で自己整復できないもの
新鮮脱臼:脱臼が発生して間もないもの
不全脱臼:完全脱臼で整復が速やかに行われず、放置状況下では陳旧性脱臼に移行し、
     さらに、整復困難となる。その時に自己整復可能なもの
習慣性脱臼:不全脱臼を頻繁に繰り返すもの

治療
新鮮脱臼では、非観血的整復術が行われる。主に徒手的に整復が行われる。

陳旧脱臼では、徒手的整復が困難な場合が多く、観血的整復が行われる。

習慣性脱臼では、脱臼の再発防止に治療の主眼が置かれる。徒手的整復ののち、再発防止策としてスプリント療法による咀嚼筋筋緊張の緩和、顎間ゴム牽引による運動制限などを行う。効果が得られない場合、観血的治療を行っていく。

日常生活で高齢者の方によくみられる病気について説明しています。顎が外れた時はあせらず、放置せず近隣の歯科医にご相談してください。

話は変わりますが、グループホーム小浜きたの周囲の山が少しづつ鮮やかな黄色、赤色に変化してきました。雲仙普賢岳の紅葉はとても素敵ですので、ぜひ遊びに来てください。